活動報告

IKOMAロボテック株式会社・なぎビカリアミュージアムを見学しました

2022.10.1 IKOMAロボテック株式会社(津山市)・なぎビカリアミュージアム(勝田郡奈義町)

第5回目は、「IKOMAロボテック株式会社」と「なぎビカリアミュージアム」の見学に行きました。
午前中は地元津山市に本社を置く、最高水準の技術力をほこるロボットシステム開発企業である「IKOMAロボテック株式会社」を訪問しました。
まず初めに社長の生駒様より“起業した経緯”や“客のニーズを掘り起こし、イメージを形にしていく作業の大切さと難しさ”などをお話しいただき、夢を忘れないで努力することの大切さを教えていただきました。また、工業見学を通して、ジュニアドクター育成塾で学習していること(ロボット、プログラミング、3D-CADなど)が、実際の社会で使われている現場を見ることができ、科学技術への関心を深めることができました。

午後は奈義町周辺で産出するビカリア(既に絶滅した巻貝)を中心とした、生命の長い歴史を物語る貴重な動植物化石を展示しているなぎビカリアミュージアムを訪問しました。
ここでは、マングローブの生い茂った当時を再現したジオラマ、地層の断面に露出した自然の状態の化石などを見学し、続けて化石発掘を体験しました。

写真は、IKOMAロボテック株式会社工場見学と、なぎビカリアミュージアムの化石発掘体験のようすです。

 

次回は10月22日(土)に「二足歩行ロボット制御プログラミング」の講座を開催します。

 

美作サイエンスフェアでブースを出展しました

2022.9.23 美作大学・美作大学短期大学部

第8回美作サイエンスフェアが9月23日に美作大学を会場に開催されました。
このイベントは、県北地域の小中学生や高校生に科学体験を通して、科学を楽しみ、科学的な見方・考え方を醸成し、県北地域の理科離れを解消し、理科好きの裾野を広げることを目的に開催されています。コロナ禍のため2年間のブランクがあり、今回は3年ぶりの開催となりました。
近隣の高校等から10のブースが出されましたが、本校ジュニアドクター育成塾から、宮下先生、山田先生、吉富シニアメンターの指導による3つのブースを出展しました。参加者は、前半100名、後半80名の合計180名で(いずれも保護者は含まず)、大変盛況でした。
写真は、津山高専のブースで熱心に科学体験に取り組んでいる子どもたちの様子です。

第4回目の講座を開催しました

2022.9.24 津山高専 化学実験室・多目的ホール

第4回目は、先進科学系の廣木先生の指導で、「光って何?化学って何?光の化学実験室」を実施しました。
太陽の光、LEDの光、ホタルの光…私たちの身のまわりは光に満ち溢れており、あまりにも身近であるがために、そもそも「光とは何か?」「光を生み出すには?」「光はどう使う?」など、光に関する質問には大人でも答えに窮するようなものが少なくありません。
今回の講座では、化学発光や蛍光発光などの美しい発光反応や蛍光物質の合成実験を通して、身近な世界を科学の目でみる面白さ、素晴らしさを体感しました。

後半は、シニアメンターの吉富先生の指導で、「研究者倫理を理解しよう」の講座を実施しました。
研究論文不正に陥らないためのルールや心構え・注意すべきことや、実験・観察結果を実験ノートに記録する重要性等について学びました。
続けて、電気電子システム系の中村(直)先生とシニアメンターの吉富先生の指導で、ワークショップを行いました。ワークショップでは、“コイルモーター”を題材に、電気と磁気の作用でエナメル線の輪が回り続ける原理等について学びました。

写真は、化学実験の講座とワークショップの受講生のようすです。

 

次回は10月1日(土)に「IKOMAロボテック株式会社」・「なぎビカリアミュージアム」を訪問します。

第3回目の講座を開催しました

2022.9.10 津山高専 情報演習室C・多目的ホール

第3回目は、情報システム系の川波先生の指導で、「プログラミング2(micro:bit)」を実施しました。
講座では、ハードウェアに内蔵されている各種センサーや、LED・スピーカーなどの出力装置について概要を説明しました。その後、Microsoft MakeCodeを用いたブロックプログラミングについて学習しました。最後にパソコンとマイコンボードを接続し、自作したプログラムでマイコンボード上のLEDを点灯させたり、スピーカーから効果音を鳴らしたりしました。

続けて、電気電子システム系の中村(直)先生の指導で、探究活動「探究企画書を書いてみよう」を実施しました。受講生が今年度取り組んでいく探究テーマについて、その企画書の書き方などについて解説しました。

また、機械システム系の山田(貴)先生による「情報リテラシーを理解しよう」の講座では、研究活動を行う際の情報利用に関するモラルやセキュリティについて学びました。

写真は、「プログラミング2(micro:bit)」と「情報リテラシーを理解しよう」のようすです。

 

次回は9月24日(土)に「光って何?化学って何?光の化学実験室」の講座を開催します。

 

第2回目の講座を開催しました

2022.8.27 津山高専 情報演習室C・多目的ホール

第2回目は、津山洋学資料館 学芸員の近都先生を講師に迎え、津山の地で科学を学ぶ意義として、津山ゆかりの蘭学者について講演いただきました。
講演では、江戸時代に西洋から伝わったさまざまな学問を研究した津山藩医の宇田川榕菴や、洋学書の翻訳、幕末の対外交渉で活躍した箕作阮甫の業績について説明いただきました。

続けて、情報システム系の宮下先生の指導で、「プログラミング1(micro:bit)」の講座を実施しました。
Micro:bitの概要説明の後、機能ブロックを任意に接続してMicro:bitによる諸処理を実現するビジュアルプログラミングの方法を体験し、簡単なプログラムの処理内容を学びました。

最後に、シニアメンターの吉富先生の指導で、塾生が今後取り組む探究活動の第一歩として「探究テーマを考えよう」「探究テーマについて調べよう」というテーマで深化学習を行いました。
不思議に思うこと、疑問に思うことから科学的探究は始まること、テーマの見つけ方、探究企画書の書き方などについて解説しました。

写真は、洋学講演会とプログラミング1(micro:bit)のようすです。

 

次回は9月10日(土)に「プログラミング2(micro:bit)」の講座を開催します。