事業概要

「次世代科学技術チャレンジプログラム」は、科学技術イノベーションを牽引する次世代の傑出した人材を育成するため、初等中等教育段階において理数系に優れた意欲・能力を持つ児童生徒を対象に、その能力のさらなる伸長を図る多様で挑戦的な育成プログラムの開発・実施をJSTが支援するプロジェクトです。

津山高専が実施する「つやまSTEAM人材育成塾」は、過去5年間のジュニアドクター育成塾の活動実績・成果を継承しつつ、新たな展開を目指すものとして、地元津山の「津山洋学(蘭学)」などの岡山県の特徴的な歴史的文化資源による“A(アート)視点に基づくSTEAM教育”、および本校の強みである国際交流や留学生教育に関する教育資源を活用した“グローバル教育”を展開します。これらの教育リソースを融合し、教育委員会、美術館、博物館、大学等の多くの外部機関や産業界とも連携してSTEAM教育エコシステムを構築し文理融合教育を推進する。この取組を通して、「“Society5.0を実現し牽引できる人材”:優れたイノベーション能力に加えて人類や国際環境に対してグローバルな視点を有する人間性豊かなSTEAM人材」を育てます。

STEAM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字をとったもので、理数教育にアート(芸術、デザイン)を加えた先進的な教育手法です。アメリカで開発された手法ですが、子どもたちの好奇心に基づく創造性を育てる教育として世界中で注目されています。近年は日本でも取り入れられるようになり、文部科学省も「プログラミング教育」や「理数探究」などの形で課題発見・解決力の育成を目指した教科等横断的な学習を推進しています。

>令和6年度活動予定