第6回目の講座を開催しました
2024.1.13 津山高専 多目的ホール・マルチパーパスルーム(生物)
第6回目は、日本技術士会岡山県支部副支部長の分部氏、および女性技術者のロールモデルとして西本氏、小野氏を講師としてお迎えし、「理数系学びのジェンダーギャップの解消」をテーマに講演いただきました。
講演では、講師の方が目指してきたもの、やりがい、困難(ジェンダー関連)に対して対処対応したこと、現在の状況などについてお話いただいた後、「ジェンダーギャップについて考えてみよう」・「自分のこと(将来の夢)について考えてみよう」のワークシートを使ってディスカッションを行いました。
受講生は、身近なジェンダーギャップや将来の夢について考え共有することで、自分の職業選択について自由にして良いということがイメージできたようです。
続けて、先進科学系の前澤先生とその研究室の学生の指導の下で、生物実験「プラナリアの実験」の講座を実施しました。
扁形動物プラナリアは驚異的な再生能力で有名で、清流に生息し、岡山県北でも野外で見つけることができます。興味深いことに、野外では、大多数である茶色の個体に加えて、緑色や黄色などカラフルな個体も観察することができます。
今回は、茶色のプラナリアに赤や緑の乾燥レバーを食べさせることで、プラナリアがその色に変化することを実体顕微鏡を使って観察しました。そのような色の変化が自然界で生じる謎を解き明かし、それにより、プラナリアとヒトの体制の違いを理解すると共に、動物の進化を垣間見ることができました。
写真は、理数系学びのジェンダーギャップの解消講座と生物実験のようすです。
次回は2月3日(土)に「古代製鉄方法から学ぶ現代製鉄の基礎」・「ペーパーブリッジ講座」を開催します。