「伝統工芸品「備前焼」の歴史と伝統を探訪する(備前市訪問)」を実施しました。
2024.12.7 岡山県備前市
第11回目の講座は、「伝統工芸品「備前焼」の歴史と伝統を探訪する(備前市訪問)」を実施しました。
午前中は備前市ボランティアガイド協会のガイドの方に案内していただき、伊部駅周辺の窯跡や街並みを探訪しました。
南大窯跡では、山の斜面に築かれた長さ数十メートルにもおよぶ巨大な登り窯の跡を見学し、登り窯では斜面の角度が重要であることや、昔は煙突を設けなかったことなどをガイドの方から教えていただきました。
また、美作大学の渡邉先生からは、伊部地域は焼き物のもととなる良質の粘土が豊富にとれる地形であること、また、還元焔焼成や酸化焔焼成によって備前焼独特の美しい窯変ができることなどの科学とのつながりについても学びました。
午後からは、本物の粘土を使った土ひねり(陶芸体験)にも挑戦して、受講生たちはカップやお皿、来年の干支のへびなどの作陶に取り組みました。
写真は、南大窯跡の見学と、陶芸体験のようすです。
次回は12月21日(土)に「グローバル教育/津山洋学と国際情勢」を実施します。