活動報告

たたらの総合博物館「和鋼博物館」の見学に行きました。

2020/11/28

第6回目は、島根県安来市にある「和鋼博物館」の見学に行きました。
「和鋼博物館」では、日本の伝統的製鉄法の「たたら」を再現して炎を燃やし、製鉄の様子が体感できる展示室や、鉄ができるまでの工程を解説する映像のほか、国の重要有形民俗文化財にも指定、明治時代に作られたという送風装置「天秤ふいご」などの実際に使われていた製鉄用具の展示などを通じ、江戸時代から明治にかけ中国山地で盛んに行われていた製鉄について学びました。

写真は、館内の見学と「天秤ふいご」の体験のようすです。

 

次回は12月12日(土)に二足歩行ロボットプログラミングについての講座 を開催します。

第5回目の講座を開催しました

2020.11.7 津山高専 多目的ホール・情報演習室C

第5回目は、先進科学系の佐藤先生の指導で、「micro:bitを使ってみよう」を実施しました。講座では、ブロックプログラムの応用としてハードウエアを動かすことを学び、将来、ロボット操作を行う際の基本的な仕組みや考え方を習得しました。
ハードウエアとしてmicro:bitを用い、内蔵されたLEDや外部接続したLEDをデジタル、アナログ、PWM制御の各方式で点灯させることを学習し、さらに、角度サーボモータ、回転サーボモータを、取り込んだ電圧値で制御することを学びました。ポテンショメータのつまみでプログラム通りにサーボモータを回転させることができると受講生は驚き、達成感を得たようです。

続けて、情報システム系の田中先生による情報リテラシー講義で、研究活動を行う際の情報利用に関するモラルやセキュリティについて学びました。

後半の、シニアメンターの吉富先生の指導による「研究者倫理を理解しよう」の講座では、研究論文不正に陥らないためのルールや心構え・注意すべきことや、実験・観察結果を実験ノートに記録する重要性等について学びました。

写真は、micro:bitのプログラミングを学ぶ受講生のようすと、情報リテラシー講義のようすです。

 

次回は11月28日(土)に島根県安来市「和鋼博物館」にたたら製鉄の見学に行きます。

第4回目の講座を開催しました

2020.10.24 津山高専 多目的ホール

第4回目は、先進科学系の佐藤先生の指導で、「Scratchでドローンを操作しよう」を実施しました。講座では、ブロックプログラムの応用としてハードウエアを動かすことを学び、将来ロボット操作を行う際の基本的な仕組み,考え方を習得しました。
ハードウエアとしてトイドローンを用い、スクラッチでプログラム操作する方法や、ドローンの飛行原理を、吹き独楽や紙コプターの工作,飛び方の観察から学びました。

後半は、シニアメンターの吉富先生の指導で、塾生が今後取り組む探求活動について、前回の宿題であった第1単元「探求テーマを考えよう」と第2単元「探求企画書を書いてみよう」について、各自が書いてきた内容をグループ内で発表して、他者の企画を参考にするとともに相互に意見交換するというグループワークを行いました。
また、“不思議”体験として、理科おもちゃの「浮沈子」をつくり、なぜ浮いたり沈んだりするのか、グループで話し合い、結果を発表。アルキメデスの原理、パスカルの原理、浮力と重力の釣り合いなどの概念を理解しました。

写真は、Scratchプログラミングの講座のようすと不思議体験の受講生のようすです。

 

次回は11月7日(土)にMicro-bitプログラミングの講座を実施します。

第3回目の講座を開催しました

2020.10.3 津山高専 化学実験室・多目的ホール

第3回目は、先進科学系の守友先生の指導で、「“化学反応”の仕組みを紐解く!そのポイントは時間の計測!?」の講座を実施しました。講座では、ヨウ素-デンプン時計反応を題材とし、 「反応にかかる時間と濃度の関係」、「反応にかかる時間と温度の関係」を学びました。反応が完結するまでに要する時間を丁寧に測定し、 反応速度に影響を与える因子である「濃度」と「温度」との関係を解析・考察しました。“時間”が科学に共通する極めて重要な概念であることを理解しました。

後半は、シニアメンターの吉富先生の指導で、塾生が今後取り組む予定の探求活動の第一歩として「探求テーマを考えよう」と「探求企画書を書いてみよう」というテーマで深化学習を行いました。“不思議”に思うこと、“疑問”に思うことから科学的探究は始まること、テーマの見つけ方、探求企画書の書き方などについて解説しました。
また、“不思議”体験として、水を入れた紙コップの中をかき回したときの茶葉の動きについて実験し、茶葉の動きについて、なぜそうなるのかを考えました。

写真は、化学反応の講座のようすと不思議体験の受講生のようすです。

 

次回は10月24日(土)にScratchドローンの講座を実施します。

第2回目の講座を開催しました

2020.9.26  津山高専 多目的ホール・情報演習室C

第2回目は、岡山理科大学科学ボランティアセンター・コーディネーター高見 寿氏を講師としてお招きし、「おもしろ科学実験」というテーマで科学講演を行っていただきました。高見先生は山陽新聞連載の「おもしろ科学実験室」の主催者です。講演では、湾曲面の反射やレンズによる両眼立体視、ソーラーゆらゆらの引き込み現象、モーターでモーターを回す発電実験など、身近にあるふしぎを体験する様々な実験が紹介されました。小中学生は試験で100点をとるより、実際に手を動かして経験することの方が大事ですと受講生に伝えていただきました。

後半は、情報システム系の宮下教授の指導で、Scratchを用いたプログラミングに取り組みました。慣れてくるとプログラムに工夫を加え、オリジナルな動作をさせる受講生もいました。受講生には、Scratchを入口に、他のプログラミング言語やマイクロビットなどハードウエアの制御にも興味を広げてもらえることを期待しています。

写真は、科学講演のようすとプログラミングに挑戦する受講生のようすです。

 

次回は10月3日(土)に「“化学反応”の仕組みを紐解く!そのポイントは時間の計測!? 」の講座を実施します。