活動報告

たたらの総合博物館和鋼博物館」の見学に行きました。

2022.9.24 島根県安来市

第7回目は、日本の伝統的製鉄法の「たたら」に関する日本で唯一の総合博物館である「和鋼博物館(島根県安来市)」の見学に行きました。

ここでは、「たたら」を再現して炎を燃やし、製鉄の様子が体感できる展示室や、鉄ができるまでの工程を解説する映像のほか、国の重要有形民俗文化財にも指定、明治時代に作られたという送風装置「天秤ふいご」などの実際に使われて いた製鉄用具が展示されています。
今回は、砂鉄の採集方法である“鉄穴流し(かんなながし)”の模型装置を使って、砂鉄と土が分離される実験も体験できました。
これらの見学・体験を通じ、江戸時代から明治にかけ中国山地で盛んに行われていた製鉄について学びました。

写真は、館内の見学と「鉄穴流し」の体験のようすです。

 

次回は11月26日(土)に「大腸菌から組換えタンパク質を取り出してみよう」の講座を開催します。

第6回目の講座を開催しました

2022.10.22 津山高専 第一共通実験室・多目的ホール

第6回目は、電気電子システム系の中村直人先生とその研究室の学生の指導の下で、2足歩行ロボット制御プログラミングを学びました。
まずは、ロボットの基本的な動作をさせることによって、その機構を動作させる面白さを経験。続けてプログラミングを実施し、ロボットの動作確認をすることで、プログラムの役割を学習しました。さらに、オリジナルな動作のプログラミングを行い、ロボットの動作を確認しました。これらを通して、アクチュエータ、センサと制御回路の関係を学ぶことができました。

また、シニアメンターの吉富先生のワークショップでは、モーターなどの駆動装置や特別な制御装置を必要としない歩行形態である受動的動歩行をする“受動歩行ロボット(トコトコ人形)”を製作しました。
この製作により、ロボット歩行の基礎として静歩行と動歩行があることや、制御方法として、アクティブ制御(能動制御)とパッシブ制御(受動制御)があることを理解しました。

写真は、二足歩行ロボット制御プログラミングを学ぶ受講生と、受動走行ロボットの講座のようすです。

 

次回は11月12日(土)に「和鋼博物館(島根県)」を訪問します。

IKOMAロボテック株式会社・なぎビカリアミュージアムを見学しました

2022.10.1 IKOMAロボテック株式会社(津山市)・なぎビカリアミュージアム(勝田郡奈義町)

第5回目は、「IKOMAロボテック株式会社」と「なぎビカリアミュージアム」の見学に行きました。
午前中は地元津山市に本社を置く、最高水準の技術力をほこるロボットシステム開発企業である「IKOMAロボテック株式会社」を訪問しました。
まず初めに社長の生駒様より“起業した経緯”や“客のニーズを掘り起こし、イメージを形にしていく作業の大切さと難しさ”などをお話しいただき、夢を忘れないで努力することの大切さを教えていただきました。また、工業見学を通して、ジュニアドクター育成塾で学習していること(ロボット、プログラミング、3D-CADなど)が、実際の社会で使われている現場を見ることができ、科学技術への関心を深めることができました。

午後は奈義町周辺で産出するビカリア(既に絶滅した巻貝)を中心とした、生命の長い歴史を物語る貴重な動植物化石を展示しているなぎビカリアミュージアムを訪問しました。
ここでは、マングローブの生い茂った当時を再現したジオラマ、地層の断面に露出した自然の状態の化石などを見学し、続けて化石発掘を体験しました。

写真は、IKOMAロボテック株式会社工場見学と、なぎビカリアミュージアムの化石発掘体験のようすです。

 

次回は10月22日(土)に「二足歩行ロボット制御プログラミング」の講座を開催します。

 

美作サイエンスフェアでブースを出展しました

2022.9.23 美作大学・美作大学短期大学部

第8回美作サイエンスフェアが9月23日に美作大学を会場に開催されました。
このイベントは、県北地域の小中学生や高校生に科学体験を通して、科学を楽しみ、科学的な見方・考え方を醸成し、県北地域の理科離れを解消し、理科好きの裾野を広げることを目的に開催されています。コロナ禍のため2年間のブランクがあり、今回は3年ぶりの開催となりました。
近隣の高校等から10のブースが出されましたが、本校ジュニアドクター育成塾から、宮下先生、山田先生、吉富シニアメンターの指導による3つのブースを出展しました。参加者は、前半100名、後半80名の合計180名で(いずれも保護者は含まず)、大変盛況でした。
写真は、津山高専のブースで熱心に科学体験に取り組んでいる子どもたちの様子です。

第4回目の講座を開催しました

2022.9.24 津山高専 化学実験室・多目的ホール

第4回目は、先進科学系の廣木先生の指導で、「光って何?化学って何?光の化学実験室」を実施しました。
太陽の光、LEDの光、ホタルの光…私たちの身のまわりは光に満ち溢れており、あまりにも身近であるがために、そもそも「光とは何か?」「光を生み出すには?」「光はどう使う?」など、光に関する質問には大人でも答えに窮するようなものが少なくありません。
今回の講座では、化学発光や蛍光発光などの美しい発光反応や蛍光物質の合成実験を通して、身近な世界を科学の目でみる面白さ、素晴らしさを体感しました。

後半は、シニアメンターの吉富先生の指導で、「研究者倫理を理解しよう」の講座を実施しました。
研究論文不正に陥らないためのルールや心構え・注意すべきことや、実験・観察結果を実験ノートに記録する重要性等について学びました。
続けて、電気電子システム系の中村(直)先生とシニアメンターの吉富先生の指導で、ワークショップを行いました。ワークショップでは、“コイルモーター”を題材に、電気と磁気の作用でエナメル線の輪が回り続ける原理等について学びました。

写真は、化学実験の講座とワークショップの受講生のようすです。

 

次回は10月1日(土)に「IKOMAロボテック株式会社」・「なぎビカリアミュージアム」を訪問します。