活動報告

「社会実装体験学習(IKOMAロボテック株式会社訪問)・なぎビカリアミュージアム訪問」を実施しました。

2024.11.16 IKOMAロボテック株式会社(津山市)・なぎビカリアミュージアム(奈義町)

第9回目の講座は、「社会実装体験学習(IKOMAロボテック株式会社訪問)・なぎビカリアミュージアム訪問」を実施しました。

午前中は地元津山市に本社を置く、最高水準の技術力をほこるロボットシステム開発企業である「IKOMAロボテック株式会社」を訪問しました。
まず初めに社長の生駒様より“起業した経緯”や“客のニーズを掘り起こし、イメージを形にしていく作業の大切さと難しさ”などをお話しいただき、夢を忘れないで努力することの大切さを教えていただきました。また、工業見学を通して、つやまSTEAM人材育成塾で学習していること(ロボット、プログラミングなど)が、実際の社会で使われている現場を見ることができ、科学技術への関心を深めることができました。

午後は奈義町周辺で産出するビカリア(既に絶滅した巻貝)を中心とした、生命の長い歴史を物語る貴重な動植物化石を展示しているなぎビカリアミュージアムを訪問しました。
ここでは、マングローブの生い茂った当時を再現したジオラマ、地層の断面に露出した自然の状態の化石などを見学し、続けて化石発掘を体験しました。

写真は、IKOMAロボテック株式会社見学と、なぎビカリアミュージアムの化石発掘体験のようすです。

 

次回は12月7日(土)に「伝統工芸品「備前焼」の歴史と伝統を探訪する(備前市訪問)」を実施します。

第9回目の講座を開催しました

2024.11.9 津山高専第一実習工場共同利用スペース/岡山サテライト教室(岡山県青年館)

本企画では、広く受講機会を供与するため県南地域の受講希望者を対象とした「岡山サテライト教室」を岡山県青年館内に設置して受講生が協働して学ぶ場を確保し、本校に通学すると同等の教育を展開していきます。

第9回目の講座は岡山サテライト教室と本校をオンラインで結び、実施しました。

まずは、サブコーディネータの杉山先生による「グローバル教育2/留学生と交流」を実施しました。
カンボジア、タイ、インドネシアから来ている本校の留学生が母国の文化や習慣等について紹介し、次に受講生のグループの中に入り、グループごとに交流しました。
受講生は、どのようにして日本語を覚えたのか、気候や食べ物、将来の夢等について積極的に質問し、他国を知る貴重な経験となりました。また、アメリカ、ヨーロッパに偏りがちな視点を、東アジアや東南アジアにも向ける機会にもなりました。

続けて、岡山サテライト教室と本校で分かれて、それぞれに探究活動を実施しました。
受講生が個々にテーマを設定して取り組んでいる探究活動について、そのポスターのまとめ方を説明し、また、受講生がグループに分かれて研究の進捗状況についてグループディスカッションを実施しました。
 
写真は、グローバル教育の留学生による母国の紹介と交流(津山高専会場)のようすです。

 

次回は11月16日(土)に「社会実装体験学習(IKOMAロボテック株式会社訪問)・なぎビカリアミュージアム訪問」を実施します。

「津田永忠の史跡をめぐる(田原井堰・田原用水・閑谷学校見学)」を実施しました。

2024.10.26 岡山県和気町(田原井堰)・赤磐市(田原用水 石の掛樋)・備前市(閑谷学校)

第8回目の講座は、「津田永忠の史跡をめぐる(田原井堰(たわらいせき)・田原用水・閑谷(しずたに)学校見学)」を実施しました。

最初に和気町田原井堰資料館を訪問し、歴史や地理などの社会的な背景や、井堰の構造などを学びました。

続いて、赤磐市に移転・復元された水路施設「石の掛樋(かけひ)」を見学し、当時の石工技術あるいは土木技術のレベルの高さを知ることができました。

その後、備前市の閑谷学校を訪れ、国宝の講堂でSTEAM教育に関係するような論語を学びました。また、石垣や建築物の構造を説明していただき、火と水から閑谷学校を守るための先人達の創意工夫を学びました。

写真は、石の掛樋の見学と、閑谷学校での論語の学びのようすです。

 

次回は11月9日(土)に「グローバル教育2/留学生と交流」を実施します。

第二段階プログラム受講生を対象としたアントレプレナーシップ教育(くらしき町家留学)を実施しました。

2024.10.19 語らい座大原本邸,大原美術館,アイビースクエア・倉紡記念館,倉敷民藝館(倉敷市)

10月19日(土)に、第二段階プログラムの小中学生4名が、アントレプレナー教育(起業家精神を養う教育)の一環として、倉敷市の語らい座大原本邸、大原美術館、倉紡記念館、倉敷民藝館などを訪問しました。

生憎の大雨の悪天候ではありましたが、それぞれの場所で分かり易く解説をしていただき、江戸時代の倉敷が天領として栄え町衆文化を育んだこと、明治維新後の世の中の変化にいち早く対応し倉敷の繁栄を守った大原家の活躍などを、倉敷の美しい街並みのなかで学びました。
最近重要とされているSDGsの精神に通じる活動もあり、引率教職員も知らなかったような気付きがありました。
普段高専で取り組んでいる研究とは少し違った研修内容でしたが、受講生たちは興味を持って自主的に行動していました。

ふりそそぐ言葉
大原本邸のインスタレーション(空間アート)ともなっている大原家歴代当主の言葉が天井から降ってくるように演出された“ふりそそぐ言葉”の前で。受講生はどのように感じ取ったであろうか。

 

 

ふりかえり
「倉敷町家留学」の最後の取り組みとなる“ふり返り”において各自の感想などを述べた後の集合写真です。有意義な1日を終えてみんな笑顔となっています。

第二段階受講生がサイエンスカンファレンス2024に参加しました。

2024.10.12~13 日本科学未来館(東京)

10月12日(土)~14日(月)に、日本科学未来館(東京都江東区)でサイエンスカンファレンス2024が開催されました。
このイベントは、国立研究開発法人・科学技術振興機構(JST)の主催で毎年開催されており、グローバルサイエンスキャンパス、ジュニアドクター育成塾、および次世代科学技術チャレンジプログラムの実施機関および支援終了機関の受講生達が研究成果発表をしたり、相互に交流したりすることを目的としています。

本校は、JSTの助成を受け、次世代科学技術チャレンジプログラムを実施中です。
小中学生プログラムについては、大会1日目に研究発表会が行われ、大会2日目は日本科学未来館の見学会が行なわれました。
写真は、ポスター発表で研究発表を行なっているようすです。

今回は、総合理工学科電気電子システム系の西尾教授の研究指導を受けている2名の受講生が研究発表を行ないました。

このイベントに参加することで、学会発表のような経験をすることができるとともに、他機関の興味深い研究成果を知る良い機会となりました。