活動報告
プレイベント「科学実験体験教室」を開催しました
2025.5.24 津山高専 総合理工学科南館
5月24日(土)に、つやまSTEAM人材育成塾プレイベント「科学実験体験教室」を開催しました。
「つやまSTEAM人材育成塾」は、文部科学省の関係機関である国立研究開発法人科学技術振興機構の「次世代科学技術チャレンジプログラム」に採択され、津山高専が実施している次世代人材育成プログラムです。小学5年生から中学3年生の段階において、科学技術に対する強い興味がある児童生徒を対象に、STEAM教育の考え方を取り入れて、その能力の更なる伸長を図る体系的な育成プログラムとなっています。
現在第3期生を募集していますが、事業に関心をお持ちの方を対象にプレイベントを実施し、小中学生と保護者の約100名が参加しました。
プレイベントでは「ドローン操縦体験~自動操縦ドローンと競争しよう!~」や「micro:bitで遊ぼう!」など、計8個の体験ブースを出展しました。
物理・生物・化学の各実験室を見学する「ラボツアー」では、3Dプリンターやドローン、顕微鏡を使った生物実験、光の化学実験などを体験していただきました。
また、昨年度の受講生による研究発表をまとめたポスター展示も行いました。
参加者は思い思いのイベントに参加し、熱心に取り組んでいました。

第一段階・第二段階プログラムの修了式を実施しました。
2025/3/8 津山高専多目的ホール
3月8日(土)に、第一段階・第二段階修了式、第一段階探究活動ポスター表彰式を実施しました。
修了式では、岩佐校長より激励の言葉が贈られ、第一段階受講生の代表者、第二段階の修了生全員に修了証が手渡されました。
また、第一段階の受講生自らがテーマを設定し、その解決に向けて実験・観察・調査を行った結果をまとめた「探究活動ポスター」の表彰式を実施しました。最優秀賞や優秀賞、S(サイエンス)賞、T(テクノロジー)賞、E(エンジニアリング)賞、A(アート)賞、M(マセマティクス)賞、審査員特別賞等、計18名の受講生が賞を受賞しました。
写真は、第一段階探究活動ポスター表彰式と第二段階修了証授与式のようすです。

修了式の後は、ロボコン指導教員の宮下先生が、今年度第二段階プログラムロボコンチームが出場した「つやまロボコン」についての紹介をしました。
続けて、コーディネータの吉富先生の指導によるワークショップで、「消える妖精」の不思議な数理を学びました。
今後は第一段階の受講生の中から10名程度を選抜し、個別の研究活動を支援する第二段階プログラムへ継続していただく予定です。
修了生のみなさんには、育成塾修了後も継続して取り組み、科学コンテスト等で発表していただけることを期待しています。
第二段階プログラム「研究発表会」・第一段階プログラム「探究活動発表会」を実施しました。
2024.12.21 津山高専多目的ホール/岡山サテライト教室(岡山県生涯学習センター)
本企画では、広く受講機会を供与するため県南地域の受講希望者を対象とした「岡山サテライト教室」を岡山県生涯学習センター内に設置して受講生が協働して学ぶ場を確保し、この岡山サテライト教室と本校とをオンラインで結び、本校に通学すると同等の教育を展開しています。
今回は岡山サテライト教室と本校をオンラインで結び、第二段階プログラム「研究発表会」・第一段階プログラム「探究活動発表会」を実施しました。
午前中は第二段階プログラム研究発表会を実施しました。
第二段階プログラムでは在籍期間を原則2年間とし、各研究室に分かれて月1回程度のスクーリングまたはオンライン指導により研究を行っています。今回は1年目の受講生は中間発表、2年目の受講生は最終発表を行いました。
午後は第一段階プログラム探究活動発表会を実施しました。
発表会では、つやまSTEAM人材育成塾で学んだことをもとに各自が取り組んできた探究活動の成果をポスターにまとめ、発表を行いました。
受講生には約7ヶ月間の活動の中で科学分野の研究活動の流れを一通り体験していただきましたが、子供らしい素朴でユニークなテーマや取り組みの研究はいずれもレベルが高く、期待以上の成果を上げていました。
育成塾修了後も継続して取り組み、科学コンテスト等で発表していただけることを期待します。
写真は、第二段階研究発表会(津山会場)と第一段階探究活動発表会(津山会場)のようすです。

次回は3月8日(土)に第一段階・第二段階プログラム修了式を開催します。
第13回目の講座を開催しました
津山高専 マルチパーパスルーム(情報)・マルチパーパスルーム(生物)
我が国には、女の子らしくとか、男の子らしくという古い概念が今もなお残っています。このようなバイアスが、女性の社会進出、特に科学や研究職へ進出の障害になっていることは否めません。小学生では理科や算数が好きな女子は多いが、中・高・大・大学院と進むにつれて理系女子はどんどん減っていく傾向にあります。
そこで、今回は、日本技術士会岡山県支部の支援を得て、女性技術者のロールモデルとして西本氏、小野氏を講師としてお迎えし、「理数系学びのジェンダーギャップの解消」をテーマに講演いただきました。
講演では、まず副支部長の分部氏から技術士制度の説明をしていただき、続いて、講師の女性技術士から、自分が目指してきたもの、やりがい、困難(ジェンダー関連)に対して対処対応したこと、現在の状況などについてお話いただきました。また、「ジェンダーギャップについて考えてみよう」・「自分のこと(将来の夢)について考えてみよう」のワークシートを使ってディスカッションを行いました。
受講生は、身近なジェンダーギャップや将来の夢について考え共有することで、自分の職業選択について自由にして良いということがイメージできたようです。
続けて、先進科学系の柴田先生とその研究室の学生の指導の下で、生物実験「アタマとカラダ プラナリアをあやつる不思議なしくみ」の講座を実施しました。
扁形動物プラナリアは驚異的な再生能力で有名で、メスで真っ二つに切られても、切り口から2匹のプラナリアに増えることができます。今回は、プラナリアを頭とからだ(口を含む)の2つの部分に分けて、普通のプラナリアが持っている、光に集まる性質と、餌に近寄っていく性質が、頭と口どちらによって引き起こされているかを調べました。プラナリアの再生能力については知っていても、今回の実験テーマについては初耳という人が多く、答えを予測しながら楽しく実験を進めていました。
写真は、理数系学びのジェンダーギャップの解消講座と生物実験のようすです。

次回は2月15日(土)に「探究活動発表会」を実施します。
第12回目の講座を開催しました
2024.12.21 津山高専多目的ホール/岡山サテライト教室(岡山県生涯学習センター)
本企画では、広く受講機会を供与するため県南地域の受講希望者を対象とした「岡山サテライト教室」を岡山県生涯学習センターに設置して受講生が協働して学ぶ場を確保し、本校に通学すると同等の教育を展開していきます。
第12回目の講座は岡山サテライト教室と本校をオンラインで結び、実施しました。
まずは、津山洋学資料館館長の小島氏を講師としてお迎えし、グローバル教育の一環として、「津山洋学と国際情勢(蘭学者が見た世界)」をテーマに講演いただきました。
講演では、「蘭学者が見た世界」の観点から江戸時代の諸外国と日本の関係や、幕末の対外交渉で活躍した箕作阮甫の業績等についてお話いただきました。
続けて、学生メンターの企画による教育プログラム「地球のエネルギーと環境問題~風力発電について考えてみよう!~」を実施しました。風を受ける方向による効率の違い等を模型を使って試してみました。
最後に、電気電子システム系中村(直)先生による探究活動指導として、2月に行われる「探究活動発表会」のポスターの作成方法等について説明しました。
写真は、「津山洋学と国際情勢(蘭学者が見た世界)」の講演会と学生メンターの企画による教育プログラムのようすです。

次回は1月11日(土)に「アタマとカラダ プラナリアをあやつる不思議なしくみ(生物実験)」・「理数系学びのジェンダーギャップの解消講座(日本技術士会連携教育)」を実施します。
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