活動報告
ジュニアドクター育成塾の開講式を行いました。
2020.9.12 津山高専 図書館・総合情報センター 2F 多目的ホール・情報演習室C
9月12日(土)に、第3期ジュニアドクター育成塾の開講式を実施しました。今年はコロナウィルスの影響で、予定より2か月遅れての開講となりました。
まず初めに行った開講式では、ジュニアドクター育成塾の活動についてご説明。
続けて、洋学資料館・学芸員の田中美穂先生を講師に迎え、津山の地で科学を学ぶ意義として、津山洋学について講演いただきました。
講演では、津山の蘭学者である宇田川榕菴や箕作阮甫の業績について学びました。
後半は、今後の受講に使用するコミュニケーションツールMicrosoft Teamsについて、課題の確認・提出の仕方、先生への質問の仕方等の操作手順を学びました。
写真は、開講式と津山洋学講演のようすです。
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次回は9月26日(土)に「scratchプログラミング」の講座と外部講師を招いての「科学実験教室」を開催します。
第16回目の講座を開催しました
2020.2.22 津山高専 多目的ホール
第16回目は、岡山理科大学科学ボランティアセンター・コーディネーター高見 寿氏を講師としてお招きし、「やってみよう、何でも実験」というテーマで科学講演を行っていただきました。講演では、何回か折り畳んで一回だけ直線に鋏を入れるだけで矢印マークを切りだす「ワンカット折り紙」が紹介されました。与えられた形だけでなく自ら発案することでバラエティに富んだ工夫を展開できる点が興味深い教材です。また,電球とLEDの比較を実験で確認しました。電球のフィラメントの役割を確認するため,鉛筆の芯をフィラメントと見立て,鉛筆に通電・燃焼させ芯が赤熱して輝く様子を観察しました。
続けて行った情報システム系の房先生による「2進数および計算機内部の仕組み」の講義では、コンピューターで使用される2進数について学習しました。
最後に,次回実施予定の研究発表会に向けて、ポスターの書き方や発表の注意点についての説明を受けました。
写真は、科学講演会と「2進数および計算機内部の仕組み」の講義、ポスターの書き方等についての説明のようすです。
次回は3月14日(土)に研究発表会を開催します。
第15回目の講座を開催しました
2020.2.8 津山高専 多目的ホール・通信工学実験室
第15回目は、電気電子システム系の西尾教授とその研究室の学生の指導の下で、2足歩行ロボット制御プログラミングを学びました。
まずは、ロボットの基本的な動作をさせることによって、その機構を動作させる面白さを経験。続けてプログラミングを実施し、ロボットの動作確認をすることで、プログラムの役割を学習しました。さらに、オリジナルな動作のプログラミングを行い、ロボットの動作を確認しました。
これらを通して、アクチュエータ、センサと制御回路の関係を学ぶことができました。
また、シニアメンターの吉富先生のワークショップでは、重力を利用した“受動歩行ロボット(トコトコ人形)”を製作しました。
この製作により、ロボット歩行の基礎として静歩行と動歩行があることや、制御方法として、アクティブ制御(能動制御)とパッシブ制御(受動制御)があることを理解しました。また、モーターなどの駆動装置や特別な制御装置を必要としない歩行形態である受動的動歩行についての原理を学びました。
写真は、2足歩行ロボット制御プログラミングのようすと、受動歩行ロボット(トコトコ人形)のワークショップのようすです。
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次回は2月22日(土)に科学講演会「やってみよう、何でも実験」と「2進数および計算内部の仕組み」の講座を開催します。
「バンドー神戸青少年科学館」を訪問しました。
2020.1.25
第14回目は、兵庫県神戸市にある「バンドー神戸青少年科学館」の見学に行きました。バンドー神戸青少年科学館は、「ふれる・つくる・つながる」をコンセプトに、体験型展示やワークショップ、科学教室などを通して、科学や宇宙の不思議を体験しながら楽しく学べる科学館です。
まず初めに,学芸員の方に,宇宙をテーマに館内ツアーを実施していただきました。昼食後は各自が自由に見学をしました。
「宇宙と地球」のコーナーには、重さ約377kgもある国内最大の隕石が展示してあり、実際に触れてみることができました。また、浮遊体験型アトラクション「時空ホッパー」では、トランポリン上でみんなで息を合わせてジャンプすると、生物の誕生と進化の秘密などを紹介する迫力ある映像が大スクリーンに繰り広げられ、生命と宇宙の神秘を体感することができました。
写真は、展示室見学のようすや、科学実験ショー「おもしろ実験ひろば」のようすです。
次回は2月8日(土)に二足歩行ロボットプログラミング実験についての講座 を開催します。
第13回目の講座を開催しました
2020.1.11 津山高専 第二体育館・物理実験室
第13回目は、機械システム系の山口准教授・関講師の指導で、「CAD・CAM/3Dプリンタ/組み立て(3回目)」を実施しました。
このプログラムでは、計3回の講座を通して、3D-CADを用いた竹とんぼの設計、3Dプリンタによる印刷、コンテストで作品の性能確認を行い、設計から製作,評価までの流れを学習します。
第3回目のこの日は、製作した竹とんぼの飛行コンテストを実施しました。
いかに「長い距離」または「長い時間」飛行できるかを競うために、羽を熱し曲げて角度を出したり、軸周りを細く仕上げて両翼端を中心より重く作ったり、また、回転しやすくするために羽を薄くしたりしなど「竹とんぼの構造の工夫」に加え「飛ばし方の工夫」を考え計測に臨みました。
後半は、シニアメンターの吉富先生の、探求活動を発表するための「実験・観察・調査の結果をまとめよう」の講義で、結果のまとめ方の基本について学びました。
また、続けて実施した先進科学系・佐藤先生のワークショップでは、11月に見学した「奥出雲たたらと刀剣館」のたたらを再現する実験を試みました。電子レンジを用いて砂鉄をアルミニウムで還元し,鉄を作る工程について学びました。
写真は、竹とんぼコンテストのようすと、たたらを再現する実験のようすです。
次回は1月25日(土)に「 バンドー神戸青少年科学館 」の見学に行きます。