活動報告

第7回目の講座を開催しました

2024.2.3 津山高専多目的ホール/岡山サテライト教室(岡山県生涯学習センター)

本企画では、広く受講機会を供与するため県南地域の受講希望者を対象とした「岡山サテライト教室」を岡山県生涯学習センター内に設置して受講生が協働して学ぶ場を確保し、この岡山サテライト教室と本校とをオンラインで結び、本校に通学すると同等の教育を展開しています。
今回は岡山サテライト教室と本校をオンラインで結び、講座を実施しました。

まずは、サブコーディネータの杉山先生による「グローバル教育2/留学生と交流(互いの国・文化の紹介)」を実施しました。
モンゴル、マレーシア、タイ、インドネシアから来ている本校の留学生が母国の文化や習慣等について紹介し、次に受講生のグループの中に入り、グループごとに交流しました。受講生は、気候や食べ物、好きなアニメ、将来の夢等について積極的に質問し、他国を知る貴重な経験となりました。また、アメリカ、ヨーロッパに偏りがちな視点を、東アジアや東南アジアにも向ける機会にもなりました。

続けて、情報システム系の宮下先生による探究活動を実施しました。
受講生が個々にテーマを設定して取り組んでいる探究活動について、そのポスターのまとめ方を説明し、また、受講生がグループに分かれて研究の進捗状況についてグループディスカッションを実施しました。

写真は、グローバル教育 津山会場と岡山サテライト教室のようすです。

 

次回は2月17日(土)に「古代製鉄方法から学ぶ現代製鉄の基礎」・「ペーパーブリッジ講座」を開催します。

第6回目の講座を開催しました

2024.1.13 津山高専 多目的ホール・マルチパーパスルーム(生物)

第6回目は、日本技術士会岡山県支部副支部長の分部氏、および女性技術者のロールモデルとして西本氏、小野氏を講師としてお迎えし、「理数系学びのジェンダーギャップの解消」をテーマに講演いただきました。
講演では、講師の方が目指してきたもの、やりがい、困難(ジェンダー関連)に対して対処対応したこと、現在の状況などについてお話いただいた後、「ジェンダーギャップについて考えてみよう」・「自分のこと(将来の夢)について考えてみよう」のワークシートを使ってディスカッションを行いました。
受講生は、身近なジェンダーギャップや将来の夢について考え共有することで、自分の職業選択について自由にして良いということがイメージできたようです。

続けて、先進科学系の前澤先生とその研究室の学生の指導の下で、生物実験「プラナリアの実験」の講座を実施しました。
扁形動物プラナリアは驚異的な再生能力で有名で、清流に生息し、岡山県北でも野外で見つけることができます。興味深いことに、野外では、大多数である茶色の個体に加えて、緑色や黄色などカラフルな個体も観察することができます。
今回は、茶色のプラナリアに赤や緑の乾燥レバーを食べさせることで、プラナリアがその色に変化することを実体顕微鏡を使って観察しました。そのような色の変化が自然界で生じる謎を解き明かし、それにより、プラナリアとヒトの体制の違いを理解すると共に、動物の進化を垣間見ることができました。

写真は、理数系学びのジェンダーギャップの解消講座と生物実験のようすです。

 

次回は2月3日(土)に「古代製鉄方法から学ぶ現代製鉄の基礎」・「ペーパーブリッジ講座」を開催します。

「大原美術館(対話型アート鑑賞)」・「ライフパーク倉敷科学センター」の見学に行きました。

2023.12.16 岡山県倉敷市 大原美術館・ライフパーク倉敷科学センター

12月16日(土)に、第一段階プログラムの小中学生30名が、倉敷市の大原美術館およびライフパーク倉敷科学センターを訪問しました。

大原美術館では、ただ鑑賞するだけではなく、一つの視覚教材をみんなで囲み“見る・考える・話す・聴く”という対話型アート鑑賞を行いました。同じ絵に対しても様々な視点があり、一緒に見学していた教員にとっても新たな発見のある経験でした。

ライフパーク倉敷科学センターでは、約100点の展示物を有する科学展示室での体験とプラネタリウムを鑑賞しました。科学展示室では塾生は各自で興味のある展示を回り、関心を深めたようです。

写真は、大原美術館と倉敷科学センターの見学のようすです。

 

次回は1月13日(土)に「理数系学びのジェンダーギャップの解消講座(日本技術士会連携教育)」、「生物実験」を開催します。

「第28回つやまロボットコンテスト」につやまSTEAM人材育成塾チームが参加し、準優勝をおさめました。

2023.12.17 津山総合体育館

 12月17日(日)に、津山総合体育館で「つやまロボットコンテスト」が開催され、つやまSTEAM人材育成塾の第二段階プログラム塾生によるチーム(3名)が、「小中学生の部」に出場しました。
 今大会は植樹を模擬した競技テーマで、4チーム同時対戦型による競技でした。

 本校チームは、予選で20チーム中3位(同点3チーム中)、準決勝で11チーム中3位(同点2チーム中)、決勝で4チーム中2位(同点3チーム中)となり、3チームによる2位決定戦で1位となりました。

 その結果、最終成績は過去最高の準優勝でした。

 ご支援、ご声援をいただきました保護者ならびに関係の皆様にお礼申し上げます。

第二段階プログラム受講生を対象としたグローバル教育(合宿研修)を実施しました。

津山高専 国際寮

12月9日(土)、10日(日)に、グローバル教育(合宿研修)を実施しました。

今回の合宿は、第二段階プログラムの受講生を対象に、受講生の国際感覚を養うということを目的に実施されました。
第1日目は、海外青年協力隊員としてモンゴルで活動してこられた中村哲也様のご講演をいただき、モンゴルの状況を学ぶとともにSDG’sを考える機会となりました。

続いて本校留学生からハラールについて説明を受け、さらに留学生の手ほどきで実際にハラールカレーを作り、試食するという活動をしました。日本のカレーとは違うおいしさに出会うことができたようです。
夕食後は本校留学生とゲームで親睦を深めるということもできました。

第2日は、本校のインドネシア、マレーシア留学生から母国紹介を受け、初めて見聞きする両国の様子に、受講生が感嘆の声を上げる場面もありました。その後の留学生との自由懇談も楽しかったようです。

写真は、講演会、ハラールカレー作り、留学生との交流のようすです。