活動報告

第10回目の講座を開催しました

2022.12.3 津山高専 情報演習室C・多目的ホール

第10回目は、機械システム系の西川准教授と山田准教授の指導で、「CAD・CAM/3Dプリンタ/組み立て(1回目)」を学びました。
「CAD・CAM/3Dプリンタ/組み立て」では、計2回の講座を通して、3D-CADを用いた竹とんぼの設計、3Dプリンタによる造形、最後に学習内容のレポート提出を行い、設計から製作までの流れを学習します。
第1回目となったこの日は、まず初めに3D-CAD設計ソフトであるSolid worksの操作を通して、ものづくりの基本的な仕組みや考え方を学び、続けて竹とんぼの設計を行いました。

続けて、シニアメンターの吉富先生による探究活動では、第二段階プログラムの内容説明および選抜方法について説明しました。
また、ワークショップでは、自励振動現象の楽しさや恐ろしさを学んだ後、自励振動を利用した理科玩具(キツツキ)を工作しました。工作では、ばねの太さや長さ、おもりを変えて振動現象の様子を確認しました。

写真は、3D-CADで竹とんぼの設計をする受講生や、ワークショップのようすです。

 

次回は1月14日(土)に「CADCAM/3Dプリンタ/組み立て(2回目)」の講座を開催します。

「第27回つやまロボットコンテスト」小中学生の部に本校ジュニアドクター育成塾チームが参加しました

2022.12.11 津山総合体育館

12月11日(日)に、津山総合体育館で「つやまロボットコンテスト」が開催され、本校ジュニアドクター育成塾の第2段階プログラム塾生による2チーム(各3名)が、「小中学生の部」に出場しました。

今大会は、赤色と青色のプラカップを貼り合わせた「アイテム」を用いての陣取り合戦がテーマで、予選として2回の競技実演が行われ、得点合計上位4チームが決勝トーナメントへと選出される方式でした。

ジュニアドクターAチームは予選Cリーグに出場しましたが、アイテムをつかむことに苦労し、残念ながら0勝1敗1分けでした。
写真(左)がAチームの試合中の様子で、フィールド上のアイテムをつかもうとしているところです。

ジュニアドクターBチームは予選Bリーグに出場し、2勝0敗0分けでしたが、惜しくも得失点差で決勝トーナメントに進出することはできませんでした。
写真(右)がBチームの試合中の様子で、つかんでいるアイテムをスポットへ運んでいるところです。
この後、アイテムをひっくり返しながらスポットに差し込むことで得点を重ね、勝利をしました。
この機構が評価されたのか、幸いなことに、アイデア賞を受賞しました。

 

以上のように、今大会でも好成績を残すことができました。

第9回目の講座を開催しました

2022.12.3 津山高専 多目的ホール

第9回目は、電気電子システム系の西尾教授とその研究室の学生の指導の下で、「電子回路実験~無安定マルチバイブレータによるLED点滅~」講座で電子回路の基礎を学びました。
まずはブレッドボードの使用方法を学び、電気回路の作製方法を理解。次にLED点灯回路について学び、その回路を作製しました。さらに、無安定マルチバイブレータを用いたLED点滅回路を作製し、その仕組みを学習しました。最後に、電気回路を構成するLED、トランジスタ、キャパシタ、抵抗などの電子部品についても学習し、電気回路の基礎を身につけました。

続けて、茨城高専佐藤誠先生を講師としてお招きし、「論文の書き方」の講義と「黒板チョロQ-磁石のちから-」をテーマにワークショップを実施していただきました。
ワークショップでは、チョロQに永久磁石を装着した工作を行い、水平にしたホワイトボードを走らせることで、磁石の働きについて学びました。また、「ベンハムのコマ」のワークショップも実施し、これらの講義をとおして、身近なところにたくさん隠れている“不思議”について、「なぜだろう?」と思う気持ちを大切に、観察・実験・考えることの大切さを学びました。

写真は、電子回路実験を学ぶ受講生と、ワークショップのようすです。

 

次回は12月17日(土)に「CADCAM/3Dプリンタ/組み立て(1回目)」の講座を開催します。

第二段階プログラム受講生が第17回「科学の芽」賞で奨励賞を受賞しました

2022.11

ジュニアドクター育成塾第二段階プログラム(佐藤研究室/現茨城高専によるオンライン指導)で砂時計と水時計について研究を行っている受講生(中3)が、『水時計のひみつPart4~「マリオットのビン」で水の流れを科学する~』という研究テーマで第17回朝永振一郎記念「科学の芽」賞(主催:筑波大学)に応募し、見事、奨励賞を受賞しました。
「科学の芽」賞は、小・中・高校生を対象に自然や科学への関心と芽を育てることを目的として筑波大学が主催となって実施しており、自然現象に接する中で、「あれっ」「なぜ」と思うこと(=科学の芽)を実験や観察をとおして育て、まとめた研究作品が全国から寄せられます。
今回は中学生部門に1,114件の応募があり、「科学の芽」賞が7名、「科学の芽」奨励賞が5名受賞しました。当該受講生は奨励賞であったことから、上位12位以内に入賞したということになります。

受賞の翌日(11月26日(土))がたまたまジュニアドクター育成塾の講座の日であったことから、修了生のロールモデルとして研究発表をしていただきました。受講生は熱心に聞き入っており、とても良い刺激になったようです。

写真は、11月26日の研究発表のようすです。

第8回目の講座を開催しました

2022.11.26 津山高専 マルチパーパスルーム(生物)・多目的ホール

第8回目は、先進科学系の高木先生の指導で、生物実験「大腸菌から組換えタンパク質を取り出してみよう」の講座を実施しました。
大腸菌は遺伝子組み換え技術が確立しており、培養速度が速く安価な培地で培養できることから、広く応用が行われています。
今回の実習では、培養された遺伝子組み換え大腸菌から組オワンクラゲのタンパク質(GFP)を取り出し、一連の精製手順を体験しました。また得られたGFPを使ってタンパク質の性質についてより詳しく学びました。

続けて、1期生、2期生による修了生講演を実施しました。
まずは、現在第二段階(佐藤研究室)で砂時計と水時計について研究を行っている2期生(中3)が、『水時計のひみつ Part4~「マリオットのビン」で水の流れを科学する~』という研究テーマで発表を行いました。この研究発表は、先日行われた第17回「科学の芽」賞(筑波大学主催)で見事奨励賞を受賞しており、現在探究活動を行っている第一段階の受講生にとって、とても良い刺激となったようです。
また、現在津山高専2年に在籍する1期生が、ジュニアドクター育成塾を受講しようと思った動機や科学コンテストでの発表・表彰実績、将来の夢等について講演し、「納得するまで諦めずに頑張ってほしい」とエールを送りました。

後半の、シニアメンターの吉富先生による探究活動では、各自行っている研究の進捗状況についてグループディスカッションを実施しました。また、「消える妖精」のワークショップを実施し、不思議な数理を学びました。

写真は、生物実験の講座と修了生講演のようすです。

   

次回は12月3日(土)に「電子回路実験~無安定マルチバイブレータによるLED点滅~」の講座を開催します。