活動報告

第9回目の講座を開催しました

2021.12.4 津山高専 多目的ホール

第9回目は、電気電子システム系の西尾教授とその研究室の学生の指導の下で、「電子回路実験~無安定マルチバイブレータによるLED点滅~」講座で電子回路の基礎を学びました。
LEDをトランジスタとコンデンサで構成した無安定マルチバイブレータで点滅させる回路を組み、抵抗値や容量を取り換えて点滅時間の変化を確認しました。電子部品の働きを知ることで、次回の講座で学習するmicro:bitの内部の動作にも興味が沸いたと思います。

続けて、シニアメンターの吉富先生による探究活動では、各自行っている研究の進捗状況についてグループディスカッションを実施しました。

最後に、茨城高専佐藤誠先生を講師としてお招きし、「偏光板を使った実験」「逆シャボン玉」をテーマにワークショップを実施しました。色付きセロファンと回折格子を使って色と波長の関係を調べ、また、この光の性質を利用して、逆シャボン玉の観察を行いました。
これらを通して研究の進め方について学習しました。

写真は、電子回路実験を学ぶ受講生と、ワークショップのようすです。

 

次回は12月18日(土)に「CADCAM/3Dプリンタ/組立て1」の講座を開催します。

第8回目の講座を開催しました

2021.11.13 岡山県倉敷市

第8回目は、倉敷市の「ライフパーク倉敷科学センター」の見学に行きました。
中国地方最大級の規模をほこるプラネタリウムでは、当日の夜空の星座の探し方やおすすめ天文現象について学び、また、星や宇宙などさまざまな話題をテーマにした貴重な画像や迫力ある映像などを多用したショープログラム「プラネタリウムでチコちゃんに叱られる」を鑑賞しました。
また、科学展示室にはCGスクエアや国産技術で作られたロケットエンジンの実物などの展示が約100点設置されており、科学のおもしろさやすばらしさを体験することができました。

写真は、科学展示室の見学のようすです。
 

次回は12月4日(土)に「電子回路実験 ~無安定マルチバイブレータによるLED点滅~」の講座を開催します。

「ジュニアドクター育成塾サイエンスカンファレンス2021」に参加しました。

11月6日(土)・7日(日)は科学技術振興機構主催の「ジュニアドクター育成塾サイエンスカンファレンス2021」がオンラインで実施されました。

初日の6日(土)は全国47機関のジュニアドクター育成塾の受講生による研究発表が行われました。
本校からは第二段階受講生の中2男子(趙研究室所属)が「電子レンジで氷は温められるか」、Unity,Vtuberを研究している中3女子・中2男子・中1男子のチーム(寺元研究室所属)が「3次元キャラクターを自分で作って自由に動かしてみる」というテーマで研究発表を行い、見事、「電子レンジで氷は温められるか」はアイデア賞、「3次元キャラクターを自分で作って自由に動かしてみる」はプレゼンテーション賞を受賞しました。

また、7日(日)は研究発表を行った受講生の交流会が行われ、各機関の研究概要の紹介や、研究活動を進めていくうえで感じていること・意識していること、今後の研究活動に関して意見交換を行いました。

写真は発表している受講生の様子です。

 

第7回目の講座を開催しました

2021.11.6 津山高専 第一共通実験室・多目的ホール

第7回目は、電気電子システム系の中村直人先生とその研究室の学生の指導の下で、2足歩行ロボット制御プログラミングを学びました。まずは、ロボットの基本的な動作をさせることによって、その機構を動作させる面白さを経験。続けてプログラミングを実施し、ロボットの動作確認をすることで、プログラムの役割を学習しました。さらに、オリジナルな動作のプログラミングを行い、ロボットの動作を確認しました。これらを通して、アクチュエータ、センサと制御回路の関係を学ぶことができました。

また、シニアメンターの吉富先生のワークショップでは、モーターなどの駆動装置や特別な制御装置を必要としない歩行形態である受動的動歩行をする“受動歩行ロボット(トコトコ人形)”を製作しました。この製作により、ロボット歩行の基礎として静歩行と動歩行があることや、制御方法として、アクティブ制御(能動制御)とパッシブ制御(受動制御)があることを理解しました。

写真は、二足歩行ロボット制御プログラミングを学ぶ受講生と、受動走行ロボットの講座のようすです。

 

次回は11月13日(土)に「ライフパーク倉敷科学センター」の見学に行きます。

第6回目の講座を開催しました

2021.10.16 津山高専 マルチパーパスルーム(生物)・多目的ホール

第6回目は、先進科学系の前澤先生の指導で、生物実験「カラフルなプラナリアを作ってみよう」の講座を実施しました。
扁形動物プラナリアは驚異的な再生能力で有名で、清流に生息し、岡山県北でも野外で見つけることができます。興味深いことに、野外では、大多数である茶色の個体に加えて、緑色や黄色などカラフルな個体も観察することができます。
今回は、茶色のプラナリアに赤や緑の乾燥レバーを食べさせることで、プラナリアがその色に変化することを観察しました。そのような色の変化が自然界で生じる謎を解き明かし、それにより、プラナリアとヒトの体制の違いを理解すると共に、動物の進化を垣間見ることができました。

後半の、シニアメンターの吉富先生の指導による「研究者倫理を理解しよう」の講座では、研究論文不正に陥らないためのルールや心構え・注意すべきことや、実験・観察結果を実験ノートに記録する重要性等について学びました。

また、ワークショップでは、自励振動を利用した玩具を工作しました。ばねの太さや長さ、おもりを変えて振動落下の様子を確認しました。

写真は、生物実験の講座とワークショップの受講生のようすです。

 

次回は11月6日(土)に二足歩行ロボットプログラミング実験の講座を実施します。