活動報告

第二段階受講生がサイエンスカンファレンス2024に参加しました。

2024.10.12~13 日本科学未来館(東京)

10月12日(土)~14日(月)に、日本科学未来館(東京都江東区)でサイエンスカンファレンス2024が開催されました。
このイベントは、国立研究開発法人・科学技術振興機構(JST)の主催で毎年開催されており、グローバルサイエンスキャンパス、ジュニアドクター育成塾、および次世代科学技術チャレンジプログラムの実施機関および支援終了機関の受講生達が研究成果発表をしたり、相互に交流したりすることを目的としています。

本校は、JSTの助成を受け、次世代科学技術チャレンジプログラムを実施中です。
小中学生プログラムについては、大会1日目に研究発表会が行われ、大会2日目は日本科学未来館の見学会が行なわれました。
写真は、ポスター発表で研究発表を行なっているようすです。

今回は、総合理工学科電気電子システム系の西尾教授の研究指導を受けている2名の受講生が研究発表を行ないました。

このイベントに参加することで、学会発表のような経験をすることができるとともに、他機関の興味深い研究成果を知る良い機会となりました。

第7回目の講座を開催しました

2024.10.12 津山高専化学実験室/多目的ホール

第7回目は、先進科学系の谷口先生の指導で、「情報リテラシー」講座を行いました。
講座では、研究活動を行う際のモラルとして、情報を扱うコンピュータやインターネットを利用するときに注意するポイントとなる“著作権”や“情報の信ぴょう性”について学びました。

続けて、先進科学系の廣木先生とその研究室の学生の指導で、「津山洋学/舎密開宗(せいみかいそう)の再現実験」を学びました。
本校のある津山市を中心とする美作地方(岡山県北東部)は、江戸時代から明治初期にかけて、日本の近代化に貢献した優秀な洋学者(蘭学者)を輩出しています。本講座では、江戸時代の津山藩医である宇田川榕菴(ようあん)が編著訳された日本初の本格的な化学実験書「舎密開宗(せいみかいそう)」について、そこに描かれた江戸時代の化学、そして現代にそれがいかに影響したかを再現実験と観察をとおして体感しました。

写真は、情報リテラシー講座と舎密開宗の再現実験のようすです。

 

次回は10月26日(土)に「津田永忠の史跡をめぐる(田原井堰・田原用水・閑谷学校見学)」を実施します。

第6回目の講座を開催しました

2024.9.21 津山高専多目的ホール/岡山サテライト教室(岡山県生涯学習センター)

本企画では、広く受講機会を供与するため県南地域の受講希望者を対象とした「岡山サテライト教室」を岡山県生涯学習センター内に設置して受講生が協働して学ぶ場を確保し、本校に通学すると同等の教育を展開していきます。

津山高専会場では、機械システム系の塩田先生とその研究室の学生の指導の下で、「ペーパーブリッジ講座」を実施しました。
軽くて強いペーパーブリッジを作るために、まずは板の曲げの強度や変形抵抗について、いろいろなサンプルの実験を進めながら測定しました。次に、その知識をもとに、薄い紙を使って強く変形しにくいブリッジの製作を行い、その上に乾電池を置いて強度を確認しました。

岡山サテライト教室では、電気電子システム系の中村(直)先生の指導で、2足歩行ロボット制御プログラミングを学びました。
まずは、ロボットの基本的な動作をさせることによって、その機構を動作させる面白さを経験しました。続けてプログラミングを行い、ロボットの動作確認をすることで、プログラムの役割を学習しました。さらに、オリジナルな動作のプログラミングを行い、ロボットの動作を確認しました。これらを通して、アクチュエータ、センサと制御回路の関係を学ぶことができました。

続けて情報システム系の寺元先生(津山高専会場)、電気電子システム系の中村(直)先生(岡山サテライト教室)による「探究活動」を実施しました。
受講生がグループに分かれ、各々が設定した探究テーマや実験・観察・調査の方法、スケジュール等を発表しました。

写真は、ペーパーブリッジ講座(津山高専会場)と、二足歩行ロボット講座(岡山サテライト教室)のようすです。

 

次回は10月21日(土)に「津山洋学の講座/舎密開宗の再現実験」・「情報リテラシー講座」を実施します。

美作サイエンスフェアにブースを出展しました。

2024.9.22 美作大学・美作大学短期大学部

地域の子どもたちが科学に触れ、楽しみながら学ぶことのできる「美作サイエンスフェア」につやまSTEAM人材育成塾からブースを出展しました。
このフェアは、津山高校SSH推進室が中心となり、津山高専・美作大学・地域の高校等が連携して美作大学を会場として毎年開催している取組です。今回で10回目となり、参加した小中学生約300人が思い思いのブースを巡って科学体験を楽しみました。

つやまSTEAM人材育成塾からは、山田(貴)先生指導の「不思議なコマをつくって回そう」と吉富コーディネータ指導の「キラキラ浮沈子をつくろう」の2つのブースを出展しました。
津山高校のボランティア生徒の協力のもと、理科おもちゃつくりを通して、子どもたちに不思議なサイエンスを体験してもらいました。写真は津山高専のブースの様子です。

「大原美術館(対話型アート鑑賞)」・「ライフパーク倉敷科学センター」の見学に行きました。

2024.9.14 岡山県倉敷市 大原美術館・ライフパーク倉敷科学センター

9月14日(土)に、第一段階プログラムの小中学生25名が、倉敷市の大原美術館およびライフパーク倉敷科学センターを訪問しました。

大原美術館では、ただ鑑賞するだけではなく、一つの視覚教材をみんなで囲み“見る・考える・話す・聴く”という対話型アート鑑賞を行いました。同じ絵に対しても様々な視点があり、一緒に見学していた教員にとっても新たな発見のある経験でした。

ライフパーク倉敷科学センターでは約100点の展示物を有する科学展示室での体験と、プラネタリウムを鑑賞しました。科学展示室では受講生は各自で興味のある展示を回り、関心を深めたようです。

写真は、大原美術館とライフパーク倉敷科学センターの見学のようすです。

 

次回は10月12日(土)に「津山洋学の講座/舎密開宗の再現実験」・「情報リテラシー講座」を開催します。